“資格“には、国家資格と民間資格がある事はご存知でしょうか?
それぞれ特徴があり、さらにはその中でも細分化されていきます。
まずはそれぞれの資格について述べていきますので、
ざっくりとでも結構ですので把握してみてください。
<資格の種類を指南!>
1. 【国家資格】
国が法令に基づいて認定するものであり、国家試験に合格する事により与えられるもの。
「国が認定する」という強烈なキーワードで、社会的に認知度、信頼度が高いものが多いようです。また、その中でも業務独占資格、必置資格、名称独占資格に分けられます。
業務独占資格
医師、看護士や教員免許、自動車免許など、その資格や免許が無いと、業務を行う事ができないもの。
必置資格
化粧品製造(輸入販売)業責任技術者や、医療機器製造業責任技術者など一定の事業場等において当該資格者を管理監督者等として配置することが義務付けられているもの。
名称独占資格
これらの資格を取得する事で、名称を名乗る事ができる。
歯科医師や歯科衛生士などの資格(業務独占資格)を持っていない人が歯の治療をすると法律違反となるが、精神保健福祉士や社会福祉士など(名称独占資格)は、その資格を持っていなくても福祉業務を行う事ができる。
※資格を持っていない人が精神保健福祉士や社会福祉士を名乗ると違法となります
2. 【民間資格】
各種団体が任意に認定するもの。資格を作る事に対して法律上の規定が無い為、国家資格に匹敵するほどメジャーなものから、誰も知らないマイナーなものまで幅広く存在する。
民間資格を取得する際の注意!
法律上の規定が無い事を良いことに、金儲けを目的として人を騙す者もいるようです。人気のある資格を取得する為の教材を高額で販売したり、「就職に有利」「大金を手にする事ができる」等を文句に人を集め、ありえない額の受講料を払わされたりと、やり方も様々です。そんな被害に合わない為にも、まず自分の取りたいと思う資格を良く調べ、怪しいと思ったらその時点で諦める事も大切です。
決して損をしないよう、上記の点を踏まえて自分に合ったものを探してみましょう。